vol.18 海峡を渡る大鉄橋
もの凄くひさしぶりの新作公開です。
製作したのはもう5年くらい前になりますが、レイアウトの主役として、動画ではよく登場しています。
海の家が、あずき色の屋根も相まって、良いコントラストを成しています。
右に見えるのは海のそばのレストラン。
観光バスが走っています。
概要
海峡を渡る大鉄橋(2014年12月製作)
直線部分のレイアウト。直線部分を2個つなぎ合わせたもの。
トミーテックの鉄橋を使用。
製作記
最初はトラス型鉄橋を置いてみて、全体のイメージを膨らませます。
こんな状態からどうやって膨らませるんじゃと思われるかもしれません。
続いて、スタイロフォームを切り出して、ところによっては発泡スチロールと合わせます。
道路を作りたかったので、グリーンマックスの曲線アプローチの基盤を利用します。
レストランやガソリンスタンドなどの建物を置いてみます。
スチレンボードを段々にして階段にしたつもりです。
全体の雰囲気がつかめるようになってきました。
プラスターの整形も終わり。
ここまで2~3日はかかります。
絵の具で海の基盤を着色します。
今回は海峡なので、王道のミディアムブルーです。
地面を茶色で着色し、また砂浜を撒きます。
「撒きます」ってなんだよと思われそうですが、文字通り砂を撒いていくのです。
(あとからボンドを何倍にも薄めた液をスポイトで垂らして固着します。)
道路の塗装も終わりました。これはタミヤのテクスチャーペイントを用います。
アスファルトを舗装している気になるリアルな素材です。
対岸の製作へと移ります。こちらは山を切り開いた感じを出したかったので、荒々しくプラスターでゴツい地肌を表現します。
こげ茶で塗装した後、緑色のパウダーを撒きます。
なんとなく、海神を祀るイメージで、小さな鳥居を並べてみました。
ファインリーフフォーリッジで茂みを作ると、なんとまあリアルになります!
ここまでくると、小物配置に移ることができます。
まずは海釣りに勤しんでいる釣り人を配置したりして。
マスキングテープなどで道路の線を引き、津川洋行のインレタで道路標示を転写し、
バスコレやカーコレを配置します。
左側にみえるのは海の家の屋根です。
サーフィンです。
入り江なので波が立つのは少しおかしいのですが、あまり細かいことは気にしないでください。
鉄橋にズレがないか確認。
まあ、多少ずれていても走行に支障はないのですけれどね。
小さなお社のそばに、近代的な電波塔を配置してみました。
このあたりの茂みの表現はかなり完成度が高いと自負しています。
左のほうにみえるのは、海のそばのおしゃれなカフェです。
水着姿でも入店できたりして。
イメージとしては、紀勢線あたりの入り組んだ湾を特急電車が駆け抜けていく感じです。
雄大なスケールで、とても気に入っているセクションです。
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力作ですね。素敵です!
ありがとうございます!地形をつくる地味な作業にいちばん時間がかかります。