vol.4 牧場の風景
一転して牧歌的な「牧場の風景」をご紹介します。
これは、今年の夏にリリースされたトミーテックの「牧場セット」を活用して、本格的な牧場を再現したものです。
曲線部分ばかり増えていますが、(間違えて曲線部分の土台となるレイアウトボードを大量発注してしまい…)表現できる面積が広いって、いいことですね。
のんびり馬が草を食んでいます。
じつにのどかな光景ですね。親子連れの姿も見えます。
親子連れが、お馬さんとふれあっています。
おそるおそる、さわってみたいな。
牛の乳搾りを実演しているところです。親子連れがじっくり見学しています。
山のふもとには、昔ながらの農家でしょうか、りっぱな家が建っています。
そんなわけで、のどかな牧場の風景でした。
概要
牧場の風景(2012年9月製作)
曲線部分のレイアウト。
トミーテックの「牧場セット」を使用。
製作記
カーブの区間は、地形を切り出すところが大仕事です。
スタイロフォームを切り刻んで、貼り合わせます。
線路を敷いて、バラストを撒きます。
かんたんなトンネルのような構造です。
斜面部の灰色にみえるのは、プラスターです。
石膏のような素材で、固まると地面のようになります。
地面の色を着色します。
仕上がりにかかわるので、このあたりは手が抜けません。
次は芝生です。専用の素材を切り出します。
トレーシングペーパーで型紙をとって、合わせて切るのですが、けっこう大雑把かも。
そうそう、この木々にご注目ください。
今回もっとも威力を発揮したのは、このウッドランド・シーニックス社の新素材「Fine Leaf Foliage」です。
かなりリアルに、樹木の枝葉まで再現されています。
こうして、ほぼ完成状態に。
毎度のことですが、いちばん時間がかかるのが地形の作成です。
今回は、山の斜面を切り出して、プラスターを塗り付け、そこに塗装して、パウダーを撒き、草花や樹木を植える、という作業を行ったので、たいへん手間がかかっています。
ストラクチャーの方は、トミーテックの牧場セットと農家、それにアクセントとして配置した送電鉄塔のみで、シンプルな構成になっています。
肝心の線路をトンネルでごまかす、というのはやや邪道なのですが、こうでもしないと広大な牧場のスペースは確保できませんでした。
いわば、苦肉の策なわけです。
東北新幹線と500系ハローキティのぞみのすれ違いなどという模型ならではの光景も再現できます。
板垣 勝彦さんの投稿 2018年12月28日金曜日
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