vol.15 山中の渓谷
続いて、山中の渓谷をご紹介します。
これは、かなり最初の方に製作したセクションです。
⑤海岸の風景の土台を切り取った後にできた残りをじょうずに活用して、「山中の渓谷」の土台としました。
土台を製作した直後に東日本大震災が発生して、しばらくの間、とてもジオラマどころではありませんでした。
5月の連休になってから、穏やかな毎日を過ごせることに感謝しつつ、つくりあげた思い出のセクションです。
福島の花の名所である花見山もイメージしています。
線路沿いには、渓流が。
ヤマメとかイワナあたりが釣れそうです。
集合式レイアウトをならべてみました(手前が、当セクションです)。
地味に存在感を発揮する、お気に入りの区間です。
概要
山中の渓谷(2011年2月~5月製作)
曲線部分のレイアウト。
トミーテックの「農家」を使用。
製作記
最初期に製作した区間のため、残念ながら製作記はありません。
渓流の様子。
強いていえば、これが製作途中の記録写真です。
ほとんど完成していますが…。
携帯で撮影した一枚。
しばらく携帯の待ち受け画像にしていたくらい、お気に入りです。
板垣 勝彦さんの投稿 2019年12月30日月曜日
このセクションは、鬱蒼と茂る森林の中を電車が快走していく姿を再現したくて、地面の製作から、樹木の配置、河原の表現まで、とにかく手間暇をかけてつくった箇所です。
それでも、樹木を植えていて感じたのは、自然の風景にあるような「密集感」が演出できない点です。
自然の森林では、およそ日光の当たる部分ならば、隙間なく植物で埋まっています。
模型では、どうしてもこの点が再現できませんでした。
あとから製作した⑪山とトンネルでは、木を一本ずつ表現することをあきらめて、すべてフォーリッジで埋めつくす、という手法を採用しました。
しかし、その手法もいまいち……
現在のところ、森林の密集具合の再現に最も適しているのは、④牧場の風景で紹介したウッドランド・シーニックス社製の素材です。
値段も手ごろなのですが、すぐに売り切れてしまい、なかなか入手できない!
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