生い立ち(5)

将来に向けて

横浜国立大学の法学系は、故・成田頼明先生が心血を注がれて発展させてきた部門です。

成田先生のほかにも、三辺夏雄先生、西谷剛先生、碓井光明先生など、研究者になりたてのころから、横浜国大と縁深い先生方には、たいへん目をかけて頂きました。

そんな憧れの大学から、「成田先生が築かれた横浜国大の伝統を、一緒に引き継いでいこう」と誘われたのは、大きな感激でした。

国交省の1年間は、正直にいえば、理論と実務の懸隔に悩んでばかりでした。
しかし、西谷先生のように、伝統的に横浜国大と国交省の縁は非常に深くこれも何かのご縁なのかなと感じました。

山梨では、教職員・学生のみなさんに大変よくしていただきました。
しかし、地方の私学ならではの苦悩、ジレンマ、葛藤など、楽ではない経験も数多くしました。

これは、苦汁も含めた今までの様々な経験を、自分なりに消化して、すべてプラスの方向に生かしていきなさい、という天命なのかなと思います。

将来に向けた展望としては、ただ一点、多くの方からの御恩に感謝しながら、なにがあっても前向きに頑張っていく、それだけです。

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