vol.13 漁港の風景
漁港の風景です。
山、川とくれば、今度は海!
⑤海岸の風景でも海は表現しましたが、今回はレイアウトボードを2枚使用して広大な風景を表現しています。
威勢よく、海に漕ぎ出す漁船の姿を傍目に見て、波止場では釣りをしている人が。
風光明媚を売りにした旅館が。
すこし海に近すぎる気もしますが。
すこしガラの悪そうな人向けのお店もありますが、活気があるのはいいことですね。
港のうしろにはトラックターミナルが整備され、流通の拠点になっています。
積み出しが行われて、近くの大消費地に運ばれていくのでしょう。
概要
漁港の風景(2011年3月上旬製作)
直線部分のレイアウト。
トミーテックの「漁港」を使用。レイアウトボードを2枚重ねている。
製作記
ざんねんながら、製作記録は残していません。
全体の半分以上を海面が占めていますが、町並みもそれなりに工夫して作りました。
漁港で働く人々。非常に活気にあふれています。
数奇にも、このジオラマを制作した直後に、東日本大震災が発生しました。
相馬や石巻、気仙沼など、身近な漁港が大きな被害に遭ったことを思うと、いたたまれません。
一刻も早く、こうしたにぎわいを取り戻してほしいなと、心から願います。
津波で多くの漁船が流され、港も破壊されましたが、災害に負けず、また海に漕ぎ出していってほしいと思います。
海は災害だけではなく、ほんらい豊かな恵みをもたらしてくれるものなのですから。
このセクションは、ただ持て余していた「漁港」を活用するために制作しました。
あの震災の直前に完成させたレイアウトです。
それだけに、漁港というモチーフが、ちょっと複雑ですね。
漁港だけ設置しても仕方がないので、海も表現する必要があります。
それで、中心部に漁港をドーンと据えたわけですが、海、漁港、そして線路をすべて表現するためには、レイアウトボードが2枚必要になりました。
なので、本セクションのみ、60cm×60cmの寸法になっています。
大体、海岸ギリギリを線路が通るような場所じたい、あまり見かけないので、(全くないわけではありませんが)このセクションは、設定上、すこし無理があります。
でも、線路を省略してしまうと鉄道模型にならないし…
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